体は円筒形のガッシリとした体型で、頭部には1対の複眼と3個の単眼がある。腹部には3対の脚と5対の板状エラを持つが、腹部第7エラは他のものと比べて小さく隠れているため、エラが4対であるようにみえる。またエラブタマダラカゲロウ属は例外で、第3節のエラが大型化して残りの第4〜7節のエラを覆い隠すことが知られている。尾は全属すべて3本であり、平瀬やたまりなどの流れの緩やかな環境を好む。基本的には川底の石の表面に生える藻を削り取って生活する刈り取り食者であるが、トゲマダラカゲロウ属のみ小型の水生昆虫を捕食する捕食者(プレデター)である。
エラブタマダラカゲロウ属、トゲマダラカゲロウ属、トウヨウマダラカゲロウ属、シリナガマダラカゲロウ属、マダラカゲロウ属、アカマダラカゲロウ属の6属27種以上を含む。
・エラブタマダラカゲロウ属
エラブタマダラカゲロウ属幼虫 2007年3月 六甲山にて撮影 |
・トゲマダラカゲロウ属
オオマダラカゲロウ幼虫 2007年2月 部室での飼育個体を撮影 |
・トウヨウマダラカゲロウ属
クロマダラカゲロウ幼虫 ※住吉川産ではありません |
オオクママダラカゲロウ幼虫 2007年6月 部室での飼育個体を撮影 |
・シリナガマダラカゲロウ属
シリナガマダラカゲロウ幼虫 ※住吉川産ではありません |
・アカマダラカゲロウ属
アカマダラカゲロウ幼虫 2004年7月 六甲山にて撮影 |
更新履歴
2010-05
マダラカゲロウ科に詳細解説を掲載。
マダラカゲロウ科に詳細解説を掲載。