住吉川の河川調査

 突然ですが、貴方が思い浮かべる自然のイメージは何ですか?  テレビで育った都会っ子たる僕達はついついテレビ画面の中に自然を思い浮かべてしまいがちです。  でも、ちょっと深呼吸して周りをよく見てみてください。  注意してみると都会の隙間にも色々な生き物達が住んでいるのですよ。  軒の下に巣を作るツバメ。  家の中の嫌われ者のゴキブリ。  アスファルトの隙間からのぞく新芽。  僕らの足元、普段は忙しすぎて見えない場所にも自然はちゃんとあるのです。  貴方も僕たちと一緒に彼らの暮らしをのぞいて見ませんか?


住吉川ってどんな川?

僕たちが主に活動している住吉川について紹介します。自分たちが調査する川がどんな地形なのか、歴史を持っているのか、人々の生活とはどう関わっているのか、など生物学的な観点にとどまらず文化的な観点からも川を知りたいと有志が調べたことをまとめてあります。


住吉川生き物案内

 生研では、住吉川とその支流に七つのポイントを決めて、その地点の調査を重点的に行っています。そこで確認した水生昆虫、魚類、鳥類を中心に紹介します。

 現在は各地点の生き物に関する写真や文章が編集中のため、旧ホームページの掲載内容を元に@・A・Bをまとめた「上流地域」、C・D・Eをまとめた「中流地域」、Fのみをまとめた「下流地域」の3地点に区分してそれぞれ生き物の解説を掲載しております。  新しい掲載内容が完成次第そちらの内容へ差し替えを行いますので、今しばらくお待ちください。


生物学的調査

生研では住吉川に住んでいる生物を調べるために、1992年に環境庁 水質保全局が定めた「生物指標」を参考にしています。 生物指標とは、ある場所に住んでいる生物の種類を調べることにより水質汚染の度合いを判断するための基準のことで、水質階級T〜Wの順に汚染がひどくなっていきます。年に1回春か夏の合宿として、主に住吉川の上流域 六甲山中で、川の流れを50cm四方の正方形の枠で区切り、その中に入った指標生物の数を数えるという方法で調査を行っています。

※外部ブログに掲載していた2013年〜2017年度2016年度の観測記録はブログ消滅にともない閲覧できません。バックアップより本サイト内の調査記録ページにデータを移行中です。


化学的調査

 生物学的な調査では判断する事が出来ない住吉川の水質に影響を与えている要因について調べるために、化学的な指標を用いて年に1回全調査地点において、月に1回中流域の新反高橋下地点での観測を行っています。使用する指標はpH、DO、COD、BOD、NH4、NO2、PO4の7つで、他にも観測時の気温、水温、流速などの川の状態も記録しています。

※外部ブログに掲載していた2013年〜2017年度の観測記録はブログ消滅にともない閲覧できません。バックアップより本サイト内の調査記録ページにデータを移行中です。


アンケート調査

調査は停止しています(2017年1月)

 生研では「人と親しみやすい川」とはどのようなものかということを調べるためにアンケート調査を行っています。普段は東灘区内の住吉橋の下で週に2〜3回、住吉川(清流の道)の使用状況、親水護岸について、ゴミの量の変化などに関して住吉川を利用している方々からのご意見をお聞きしており、ホームページ上でもアンケートに協力していただいています。


水生昆虫検索チャート

更新はは停止しています(2017年1月)

このページは川辺に住む昆虫たちについての部員の知識の集大成です。新たな画像や情報を入手した時には随時更新していきたいと考えています。

住吉川産の水生昆虫を画像を用いて科レベルまで検索・同定できます。 検索表は生活型による分類を中心として組み立ててあるので難しい知識は必要ありません。 しかし僕たちの観察と努力の不足からどうしても自然分類学の知識が必要となった部分のみ、『参考』という外部ページから情報を紹介するという形をとりました。


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