住吉川の河川調査

詳説版
 生物学的調査  (生物的調査)

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 @.汚水生物系列 A.ベック−津田α法 B.ベック−津田β法
 C.汚濁指数法 D.簡易水質調査法 E.相互関係一覧表

 C) 汚濁指数法(Pantle-Buck Method)

 汚濁指数法の最大の特徴としては汚濁生物の種類数だけでなく出現頻度も計測に取り入れる点 が挙げられるだろう。中でも1955年に提唱されたPantle-Buck法は有名であり、生物的河川調査 の代表格だ。発表から半世紀経つ現在でもほぼ当時の原型のまま使用されている事からも、 その有用性と精度の高さが伝わってくる。具体的な方法は出現量(h)を3段階に大別し、 偶在する:h=1、多い:h=2、とても多い:h=3とする。同様に生物種を4つの汚濁階級(s)で分類し、 それぞれ貧腐水性:s=1、β-中腐水性:s=2、α-中腐水性:s=3、強腐水性:s=4とおく。 これらを(s・h)/派に代入し得られる数値を汚濁指数(S)と定義する。一般的に汚濁指数の値が 高ければ高いほど汚濁が進行しているとされるが、詳しい汚水生物系列との対応の詳細は下記の式 に記載しているので、水質判定の一覧表と共に活用して欲しい。


汚濁指数法を用いた水質判定対応表

汚濁指数法を用いた水質判定対応表

↑ 汚濁指数法を用いた水質判定対応表

汚濁指数法の調査例(別掲)




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