化学的調査 観測データ 2005年


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観測データ

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2005年1月

観測日時 2005年1月12日 16時00分
観測地点 新反高橋下
天候 晴れ

気温 5.8
水温 5.8
川幅 3.5 m
水深 約47 cm
流速 0.3 m/s
PH 7.8
DO(溶存酸素量) 10.8 ppm
BOD(生物化学的酸素要求量) - ppm
COD(化学的酸素要求量) 5 ppm
NH4(アンモニア体窒素) 0.2 ppm
NO2(亜硝酸体窒素) 0.02 ppm
PO4(リン酸体リン) 0.2 ppm
○コメント

 両岸のブッシュがやや大きくなっている。11〜12月に比べると 流れが安定してきている。

 底面の石にややぬめりがあり、付着藻類が確認された。

画像は観測地点の少し上流部の付着藻類。

観測地点上流部の付着藻類
↑ 観測地点上流部の付着藻類

2005年2月

観測日時 2005年2月18日 15時45分
観測地点 新反高橋下
天候 小雨

気温 8.8
水温 7.8
川幅 3.5 m
水深 約45 cm
流速 0.3 m/s
PH 7.6
DO(溶存酸素量) 9.7 ppm
BOD(生物化学的酸素要求量) 2.4 ppm
COD(化学的酸素要求量) 5 ppm
NH4(アンモニア体窒素) 0.2 ppm
NO2(亜硝酸体窒素) 0.02 ppm
PO4(リン酸体リン) 0.2 ppm
○コメント

 ブッシュに変化は特に見られなかったが、川底の石のぬめりがひどくなっている。付着している藻類にも汚れが見られるが、「カワゲラ」「カゲロウ」など水生昆虫の姿も多く見られた。連日の雨で上流から流されて来た個体も少なくはないだろうが、今年の春はにぎやかになりそうだ。


カゲロウの仲間 カワゲラの仲間
↑左から順に「ヒラタカゲロウの仲間」と「アミメカワゲラの仲間」 。

2005年3月

観測日時 2005年3月12日 11時26分
観測地点 新反高橋下
天候 曇り

気温 11
水温 10
川幅 3.5 m
水深 約23.5 cm
流速 0.3 m/s
PH 7.8
DO(溶存酸素量) 9.4 ppm
BOD(生物化学的酸素要求量) 0.6 ppm
COD(化学的酸素要求量) 5 ppm
NH4(アンモニア体窒素) 0.2 ppm
NO2(亜硝酸体窒素) 0.02 ppm
PO4(リン酸体リン) 0.2 ppm
○コメント

 川の周辺の草木が枯れはて、ブッシュも茶色が目立っている。  水温は低くめで、水流の遅い溜まりには少々付着藻類とドロが見られた。  水生昆虫は相変わらず多く、かなりの大型個体も確認している。

画像は新反高橋下付近の溜まり。

新反高橋下付近の溜まり
↑ 新反高橋下付近の溜まり

2005年4月

観測日時 2005年4月22日 16時22分
観測地点 新反高橋下
天候 晴れ

気温 18
水温 16.2
川幅 3.5 m
水深 約42 cm
流速 0.2 m/s
PH 6.8
DO(溶存酸素量) 8.2 ppm
BOD(生物化学的酸素要求量) 0.6 ppm
COD(化学的酸素要求量) 4 ppm
NH4(アンモニア体窒素) 0.2 ppm
NO2(亜硝酸体窒素) 0.02 ppm
PO4(リン酸体リン) 0.1 ppm
○コメント

 ブッシュの草木が芽吹き、川に緑が戻ってきた。

 流れの遅い場所では「エビ」や「サワガニ」などが確認できた。

画像は採集したエビとサワガニ。

エビの仲間 サワガニ
↑ 左から順に「スジエビの仲間」と「サワガニ」。

2005年5月

観測日時 2005年5月26日 16時30分
観測地点 新反高橋下
天候 曇り

気温 23
水温 22
川幅 3.5 m
水深 約41 cm
流速 0.1 m/s
PH 7.1
DO(溶存酸素量) 8.4 ppm
BOD(生物化学的酸素要求量) 2.5 ppm
COD(化学的酸素要求量) 7 ppm
NH4(アンモニア体窒素) 0.2 ppm
NO2(亜硝酸体窒素) 0.05 ppm
PO4(リン酸体リン) 0.2 ppm
○コメント

 ブッシュの草丈が高くなり、川や、川の周辺でも様々な種類の草が見られるようになっている。

2005年6月

観測日時 2005年6月20日 16時20分
観測地点 新反高橋下
天候 晴れ

気温 30.9
水温 27.3
川幅 3.5 m
水深 41 cm
流速 0.2 m/s
PH 7.4
DO(溶存酸素量) 7.2 ppm
BOD(生物化学的酸素要求量) 2.8 ppm
COD(化学的酸素要求量) 11 ppm
NH4(アンモニア体窒素) 0.1 ppm
NO2(亜硝酸体窒素) 0.01 ppm
PO4(リン酸体リン) 0.7 ppm
○コメント

 本来梅雨の時期であるはずなのに雨は降らず、水量の増加も見られない  今年の夏は水が枯れる可能性があるのではないか。

2005年7月

観測日時 2005年7月20日 13時40分
観測地点 新反高橋下
天候 晴れ

気温 31.9
水温 26.2
川幅 3.5 m
水深 41 cm
流速 0.3 m/s
PH 7.8
DO(溶存酸素量) 7.2 ppm
BOD(生物化学的酸素要求量) 2.8 ppm
COD(化学的酸素要求量) 5 ppm
NH4(アンモニア体窒素) 0.2 ppm
NO2(亜硝酸体窒素) 0.02 ppm
PO4(リン酸体リン) 0.2 ppm
○コメント

以前と水位は変わっていない 水生昆虫の羽化が少し早いように思われる。今年は梅雨の時期が例年と違った事と関係が有るかもしれない。

これまでより多くの魚が観測中に見られた。

画像は観測中に採集した魚達。

観測中に採集した魚達
↑ 観測中に採集した魚達

2005年8月

観測日時 2005年8月17日 14時42分
観測地点 新反高橋下
天候 晴れ

気温 31.4
水温 25.3
川幅(本流のみ計測) 2.3 m
水深 36 cm
流速 0.2 m/s
PH 7.2
DO(溶存酸素量) 8.4 ppm
BOD(生物化学的酸素要求量) 1.9 ppm
COD(化学的酸素要求量) 6 ppm
NH4(アンモニア体窒素) 0.2 ppm
NO2(亜硝酸体窒素) 0.02 ppm
PO4(リン酸体リン) 0.1 ppm
○コメント

雨が少ないことから水深が減り、少し干上がっている場所もある。

羽化が早かったからだろうか、水生昆虫はやはり少ない。

ブッシュの生育具合があまり良くない。

2005年9月

観測日時 2005年9月27日 16時05分
観測地点 新反高橋下
天候 曇り

気温 25.2
水温 23.2
川幅 3.5 m
水深 40.5 cm
流速 0.5 m/s
PH 7.3
DO(溶存酸素量) 8.7 ppm
BOD(生物化学的酸素要求量) 1.1 ppm
COD(化学的酸素要求量) 7 ppm
NH4(アンモニア体窒素) 0.2 ppm
NO2(亜硝酸体窒素) 0.02 ppm
PO4(リン酸体リン) 0.1 ppm
○コメント

先月に比べると水量は幾分か回復したのではないか。

2005年10月

観測日時 2005年10月31日 14時00分
観測地点 新反高橋下
天候 晴れ

気温 20.1
水温 17.8
川幅 3.5 m
水深 40 cm
流速 0.15 m/s
PH 8.3
DO(溶存酸素量) 9.8 ppm
BOD(生物化学的酸素要求量) 1.6 ppm
COD(化学的酸素要求量) 3 ppm
NH4(アンモニア体窒素) 0.2 ppm
NO2(亜硝酸体窒素) 0.01 ppm
PO4(リン酸体リン) 0.2 ppm
○コメント

調査ポイントの周辺で、観測中に以下のような生物を発見した。

・アユ  ・カワムツ  ・ウキゴリ
・ヨシノボリ  ・モクズガニ

画像は採集班が大量に捕獲したモクズガニ。

モクズガニが大漁!!
↑ モクズガニが大漁!!

2005年11月

観測日時 2005年11月18日 14時40分
観測地点 新反高橋下
天候 曇り

気温 17
水温 14.5
川幅 3.5 m
水深 23.5 cm
流速 0.22 m/s
PH 7.4
DO(溶存酸素量) 8.4 ppm
BOD(生物化学的酸素要求量) 1.1 ppm
COD(化学的酸素要求量) 3 ppm
NH4(アンモニア体窒素) 0.2 ppm
NO2(亜硝酸体窒素) 0.01 ppm
PO4(リン酸体リン) 0.1 ppm
○コメント

 10月には川のあちこちで見られたブッシュの緑が一気に 消えてしまった。

2005年12月

観測日時 2005年12月26日 11時05分
観測地点 新反高橋下
天候 晴れ

気温 7.9
水温 7.2
川幅 3.5 m
水深 35 cm
流速 0.22 m/s
PH 8.2
DO(溶存酸素量) 8.0 ppm
BOD(生物化学的酸素要求量) 0.7 ppm
COD(化学的酸素要求量) 5 ppm
NH4(アンモニア体窒素) 0.2 ppm
NO2(亜硝酸体窒素) 0.02 ppm
PO4(リン酸体リン) 0.1 ppm
○コメント

 観測日の数日前には関西地方の各地が雪に見舞われ、 この住吉川でも清流の道が真っ白に染められて滅多に見られない 光景を目にする事が出来た。
 こんなに寒い中でも、観測中にはカルガモの番が泳ぐ姿を発見。

カルガモの番が泳ぐ姿
↑ カルガモの番が泳ぐ姿

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