コカゲロウ科の幼虫は7対の薄い葉状エラを持ち、内部の体液が透けて見えることが多い。フタオカゲロウ科の幼虫はやや厚めの葉状エラを持つが、エラの色も形も個体差が激しく同定の参考にはなりにくい。コカゲロウ科とフタオカゲロウ科とは腹部第8〜9節の突起の有無で区別する(参考:遊泳型カゲロウ幼虫の腹部の比較)。ヒトリガカゲロウ科の幼虫は葉状エラと房状エラの2種類のエラを持ち、これは本科のみの特徴であるので同定の根拠となりえる。トビイロカゲロウ科の幼虫は先端が2又に分かれた非常に特徴的な糸状エラを持つが、脱落していることが多いので注意が必要だ。