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カワゲラ目 飛沫帯-匍匐型

 水のしぶきがかかり適度に湿気を含んだ飛沫帯と呼ばれる特殊な環境に暮らす。滝のそばや、半水中の大岩に付着した地衣類などにしがみついて暮らしている。危険を察知すると素早く水中に逃げてしまうので、彼らの普段の暮らしを観察するのは大変難しい。

 このグループにはヒロムネカワゲラ科のみが含まれる。


ヒロムネカワゲラ科ノギカワゲラ属幼虫の生体写真
↑ ヒロムネカワゲラ科ノギカワゲラ属幼虫の生体写真
2007年3月 六甲山にて撮影
ノギカワゲラ属幼虫の暮らす自然
↑ ノギカワゲラ属幼虫の暮らす自然
滝壺に生えた地衣類は彼らの格好の住み家だ


・体長は最大で1pほど。

・適度な湿気のある飛沫帯で半水中生活を送る。

・2本の尾を持つ。

  幼虫の尾の本数が2本と3本の2通りあるカゲロウ目とは違い、すべてのカワゲラ目幼虫の尾は2本である。

・前胸部が横に広く発達する。

    カワゲラ目の中でもかなり独自の体型をしているため、比較的判別しやすい。
            (参考:ヒロムネカワゲラ科幼虫の前胸部


更新履歴

2010-05
本文の誤りを訂正。
ノギカワゲラ科→ヒロムネカワゲラ科



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